ファブレス経営
デイトナは、創業当時から工場などの生産設備を持っていません。
時代によってお客様が求めるものは変化します。求められる商品を提供し続けるためにも、生産設備ありきの商品設計になってはならないと考えています。企画・設計を当社で行い、製造はそれぞれの分野に強みを持つパートナー企業へお任せしています。
1972年の創業以来、時代の変化に応じて多角化できたのも、生産設備を持たないことによって機動的な経営ができたからです。
今後も変化の激しい時代において、お客様の変化に敏感に反応し、価値を提供し続ける企業でありたいと考えています。
ユーザーに寄り添い、かたちにしていく
デイトナの社員は、バイクを熟知したライダー集団です。自分の欲しいものは、今、ユーザーに必要とされているものという意識で、商品企画に取り組んでいます。
ユーザーの求めているもの、それをどうカタチにするのか社内で議論し、試作品をつくり、本社敷地内に構えたテストコースで試験を行い、確実な性能評価のもと、商品化を進めます。
世の中のユーザーニーズに、より安全に・よりスピード感をもって応えていきます。
開発ストーリーDevelop Story
インカム DT(ディーティー)シリーズ_開発コンセプト
永田 充(二輪事業部 ツーリンググループ)
インカムは、デイトナ以外のメーカーからも販売されていたが、価格が高く、操作が難しそうといった不安の声があり、すべてのバイクライダーの10%程度しか使っていなかった商品でした。
デイトナは、インカムユーザーの裾野を広げたいという想いで、最初に購入するバイクライダーが失敗しない商品を考案しました。
価格を抑えて、シンプルで中高年にも直観的に使えるもの、そして、グローブのまま操作・充電ができるなど、細やかに快適さを追求しています。
開発会員制度
デイトナは、ユーザーの声を商品に反映する努力を怠りません。
開発会員制度では、登録してくださった会員に既存商品や開発中商品のモニターやアンケートをお願いし、商品開発・改良に役立てています。
「静岡茶ミーティング」やキャンプミーティングなどの定例イベントでは、ライダーとバイクの楽しさを共有しながら、意見交換をしています。ユーザーは単なるお客様ではなく、ともに商品を作る仲間であると考えています。
また、リアルタイムなマーケティングリサーチも行っています。直営店を通じて顧客の好みや動向がダイレクトに伝わる仕組みになっています。お客様の嗜好の変化には敏感でいることを常に心掛けています。