価値観を分かち合って共に進もう
私たちが大切にしているコーポレートカルチャー「経営理念」「行動指針」は、1988年に明文化されました。
おかげさまでDAYTONAブランドも多くのライダーからご支持をいただけるようになり当社は2022年4月に50周年を迎えることが出来ました。
これも社員ひとりひとりの行動の結果によるものです。
この度「DAYTONA BRANDING VALUE」を制作しようと思った理由は「ブランド=企業」であり「共通の価値観」や「社員ひとりひとりの行動や対応」も含めて醸成されることにあります。
『DAYTONA BRANDING VALUE』は「行動指針」をブレイクダウンしてよりわかりやすく、より身近なものにしています。
「文化の承継」「指針の確認」や「振り返り」等にぜひ活用してください。
代表取締役
デイトナでは社員に「行動指針」をより浸透させるために「イラスト」をもちいています。
デイトナの拠点(森町)をイメージし、動物をモチーフにして、ワクワクを表現しています。
また、「いいじゃン」「だめじゃン」のマークは創業者の阿部久夫相談役の口ぐせを取り入れています。
下記から1~20までの行動指針がご覧いただけます。
「行動指針」からも会社特有の社風やデイトナスピリッツなど企業文化が伝われば幸いです。
お客様第一主義
お客様の理想にこだわる
売り上げは、お客様に受け入れられて初めてできる。
だから、つねにお客様の視点に立ってお客様に喜んでもらえるものづくりを大事にしよう。
自分の都合にこだわる
自分たちの都合や利益を優先するのはどこかにお客様を軽んじる気持ちがあるから。
そんな人の集まる会社がお客様に愛されることはないだろう。
全社最適
チームの一人として協力する
会社の仕事はどれも「私の仕事」につながっている。私たちは一つのチームだ。
部門や個人の垣根を超えて助け合えれば大きな力が発揮できる。
他人事として知らないふりをする
自分の仕事以外のことは「関係ない」と決めつけ仲間が困っていても見て見ぬふりをする。
縄張り根性がはびこる先に成長は期待できない。
コミュニケーション
相手に伝わり自分もわかる
不明点や問題点に気づいたら自分から確認する。
また「伝わる」とは、自分も相手もわかることを指す。
良好なコミュケーションは仕事の質を高める。
自分だけ伝わったつもりになる
曖昧なことも確認せず、自分解釈で仕事を進める。
「伝えたつもり」「たぶん大丈夫だろう」など一方通行のコミュニケーションはミスや誤解を生む。
素直、勉強好き
受け入れてまずやってみる
知らないことや興味のないこと、異なる意見もまずは素直に受け入れる。
すると自分の知識や見識が広がり、様々な情報がさらに入るようになる。
自分の殻に閉じこもる
自分の考えにこだわり「でも」「だって」の否定的な言葉が口グセになっている。
後ろ向きの姿勢は自分の可能性を狭め、成長する機会を逃してしまう。
師作り
仲間と力を伸ばし合う
競争は成長の糧になり、先駆者の教えは目標への近道になる。
周りを見渡せば、師はたくさんいる。
互いに競い励まし、尊敬し合える関係を仲間と築こう。
「自分だけが正しい」と思い込む
自分のやり方が一番だと考えている。
アドバイスを受け入れたり、仲間をお手本にしたりすることがなく独自の方法を貫く。そのため伸び悩む。
主体性
自分から考えて真っ先に動く
どんなことにも当事者意識を持ち、真っ先に走り出す。
年齢、役職、実力は関係ない。
私たちは誰もが主体的に動ける集団を目指している。
他人に頼って言われるまで待つ
指示がなければ動けず、指示通りにしか取り組まない。
人は責任が重くなるほど逃げたくなるもの。
受け身の姿勢は自信のなさの表れとも言える。
開拓者
変化を楽しみどんどん挑戦する
挑戦には困難が伴うが失敗も経験。恐れることはない。
夢・情熱・信念を持ち、愛情と行動力でより新しいものより素晴らしいものを切り拓こう。
変化を嫌ってそのままで良しとする
目先しか見ておらず、未来に向けて行動を起こさない。
一度も失敗がない人は、挑戦をしたことがない人だ。
そして現状維持とは後退の始まりである。
人間性
相手や周囲に感謝する
誠実・謙虚・感謝の気持ちを忘れない。
人間の持つ素晴らしい能力(言葉・知恵・感性・意識)をつねに磨きながら人間性を高める努力をしよう。
相手や周囲のせいにする
つねに自分が正義。
失敗すると言い訳ばかりで他人や環境のせいにして愚痴や不満を言いふらす。
ネガティブな雰囲気は周りのモチベーションも低下させる。
信頼関係
敬意を持って誠実に接する
信頼関係は相手を尊重することから始まる。
相手の立場に立ち敬意を持って接し、誠実であること。
社内外問わず「仕事をしたい」と思われる人になろう。
相手に不信感を抱かせる
仕事は人と人との連携で進み、信用の積み上げが信頼に代わる。
自己中心的な態度や平気で約束やルールを破ってしまえば相手に失望を与え信用されず信頼を得ることはない。
笑顔・ユーモア
つねに笑顔を心がける
優しい笑顔は気分を明るくする世界の共通言語であり人と人の距離を縮めてくれる。
だから、明るい表情をできる限り心がけて楽しく仕事に取り組もう。
不機嫌な顔で人を寄せつけない
イライラした態度や眉間にシワを寄せるような難しい表情は近寄り難い雰囲気をつくる。
そんな様子のあなたに誰が話しかけたいと思うだろうか。
行動力
目的に向かって軽やかに動く
早く行動すれば経験が積み上がり、問題改善につながる。
だから、あれこれ考え過ぎずやってみよう。
行動しなければ成果を得ることもできないのだから。
慎重になって時間をかけ過ぎる
失敗を恐れて必要以上に慎重になりいつまでたっても最初の一歩が踏み出せない。
こだわりも必要ではあるが、結果が出せなければ結局は意味がない。
機動力
最速ゴールを目指して手段を選ぶ
最速でゴールに辿り着くためにはどうしたらいいか考えよう。
環境や状況はつねに変化する。
だから、最適な方法を考え出して行こう。
ゴールではなく手段が目的となる
目的を実現するために手段を選んだはずなのに、手段の実行自体が目的になる。
結果、ムダが多くなり、時間がかかる。
場合によってはゴールに辿り着かないことも。
計画性
やるべきことを整理して余裕をもつ
5W2Hに基づき計画を立て、行動・評価・検討を繰り返す。
的確な計画を立てる力が備われば最小の努力で最大の効果を挙げることができる。
計画を立てずギリギリであせる
無計画で行き当たりばったりを良しとする。
結局、思った以上に時間やコストがかかってしまい余裕がなくなる。さらに成果も出せない。
決断完遂力
できる方法を探してやり抜く
困難にぶつかってもつねに前向きに考えできない理由ではなくできる方法を探す。
あきらめなければ新しい道が拓け、最後までやり抜くことができる。
できない理由を探して放り出す
困難にぶつかるとできない理由をあれこれ挙げる。
試行錯誤をせずに環境や他人のせいにして途中でも簡単に投げ出してしまう。そのあとは知らんぷり。
コスト意識
ムダを省き工夫する
人・物・お金・時間は全部コストだ。
この資源をいかに有効に使って結果を出すか考えることがコスト意識を高める。
ムダ・ムラ・ムリがないか探してみよう。
ムダにコストを使う
「会社のものだからいいや」との考えで好き勝手に使う。
例えすごい商品ができても掛けたコストと効果のバランスが悪ければ決して良い結果とは言えない。
問題意識
小さなことにも気づく
様々なことに興味、関心を深めると変化に気づく。
思い描く理想と比べながら「なぜ?」「どうすれば?」を考えるクセをつけて改善を続けよう。
つねに無関心で過ごす
興味や関心を持とうとしないため変化があっても気づけず改善や工夫も生まれない。
無関心は自分やチームの成長を鈍らせ、最悪の結果を招くことも。
創造性
考え抜いて発想を磨く
現場にも出向き、多くのお客様や関係者の言葉に耳を傾けあらゆる視点で情報を集めて「なぜ・なぜ・なぜ」で掘り下げて考え抜く。
その中で本質を見抜き、価値ある発想を生み出そう。
上辺だけで物事を判断する
見たまま聞いたままに情報を信じて完結する。
しかし、その情報は物事全体の一部分でしかない。
上辺だけの考えへと導き、発想も限られてしまう。
プラス発想
“ピンチはチャンス”と考える
失敗は成功の扉だ。
どんなことも前向きに考えるクセをつければ、物事は良い方向に向かっていく。
過去を認めて今に感謝し、明るい未来を想像しよう。
ピンチだからとあきらめる
つねに後ろ向きの考えで失敗を引きずり悲劇のヒロインになった自分に酔う。
ネガティブな雰囲気はたやすく広がり、周りの活力もそいでしまう。
つき原理
長所を見つけてツキを呼び込む
明るい人」「ポジティブな人」「ツイている人」や「ツイてる物」とのつき合いを深める。
より大きなツキを呼び込めるように努めよう。
短所をつついてツキが離れる
例えば仲間の悪いところに目を向けて批判や悪口を言う。
ツキと運は自分で変えることができるがアラ探しにいそしんでいる人にツキが寄り付くわけがない。
ベストを目指す
多様な引き出しを掛け合わせる
正解はたくさんあるがベストは一つだ。
「本当の良さとは何か」を様々な角度から洗いだし多くの試みと失敗を繰り返す。全力なくしてベストもなし。
自分の引き出しだけに頼る
思考錯誤をしないで自分の経験値、引き出しからのアイデアに頼る。
範囲が狭いため深堀りしていくのも浅くなりベストではなく独りよがりになってしまう。